2010年10月8日金曜日

禁煙12日目<あれ? 書けてる>

禁煙を始めてから、一番困ったのが、
タバコなしで原稿を書かなければいけないことだった。

とりあえず、締め切りがきた原稿をひとつは書いたものの、
その後、また、パソコンに向かうのがつらくなり、
原稿が書けない状態が続いていた。

一つ何か終わるたびに、タバコを吸っていた習慣があったので、
タバコを吸わないと、何事も終わった気がしない。
終わった気がしないから、次の行動をとろうという、やる気も出ない。

そうなると、ぼんやりテレビを見たり、新聞を読んだりで、集中もできない。
家事も最低限のことしかできない。

この何日間か、「これはヤバい。ウツになりそう。こんなことなら、タバコを吸って、元の生活に戻ったほうがいいのでは?」という気持ちさえ、ちらほら。

しかし、また、締め切りがぎりぎりに迫ってきて、やらざるを得なくなったところで、
昨日から猛ダッシュで仕事をしたら…、
あれ? 書けてる。

以前のように、タバコを吸わずに、パソコンに向かっても、
全然、つらくない。

塀(パーティション)の向こうで、同居人がタバコを吸っていても、
気にならない。

な~んだ。できるじゃない。
書けない、と思い込んでいた自分がバカだった。
できる、できる。もう、たばこがなくても、仕事ができそう。

しかし、また、気になることが一つ浮上。

さっきたまたま読んだ本に、
10年間禁煙していても、いまだにタバコ吸いたくなるのは、脳の「おいしい」という記憶が残っているから、と書いてありました。

そうかあ。

人類史の中で、飢餓状態を記憶してしまった脳は、
カロリーの高い油や甘いもの、でんぷん質を「おいしい」と思ってしまうけれど、
いまのような飽食の時代に初めて遭遇している脳は、
そういうものをたらふく食べた後でも、
「もう食べるな」という指令を下すことができないのだとか。

だから、ダイエットをするには、脳をだますテクニックが必要になる。
野菜を先に食べて、満腹中枢を刺激するとか、そういうテクニック。

それと同じように、タバコも、「うまい」と脳に思わせず、
「まずい」と思わせる、だましのテクニックが必要なんだ。

ニコチンパッチはそろそろ、中レベルに下げるつもりだけれど、
それと並行して、脳をだますテクニックを見つけなくては。

ごぞんじのかた、ぜひ教えてくださいね。

(みんな、読んでるよ、とは言ってくれるのに、
だ~れも、コメントくれないから、もう、書くのやめようかな~と
さみしくなってきた今日このごろ)

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